男と熟成肉(無修正)

海の日を含んだ三連休。

私はアルバイトをしていたわけだけど、その真ん中の日曜、バイト終わりの夜。男性とご飯へ行ったんですよ。ええ、行ったんですよ。

まーた懲りもせず婚活アプリを始めてしまい、まーた懲りもせず写真で選んでしまった。
(出会系アプリじゃないです、婚活アプリです!)

駅の改札で会って、良いなと思った。ふたりで熟成肉を食べました。

互いに暑さでぐったりしていて、時間は適当に過ぎ去っていく。向こうの席で、中学生みたいな、デニス・テンみたいなかわいい男の子がお肉を頬張っているのが見えて、こんなかわいい男子は私のクラスにいなかったよなあ、私が中学生の頃は熟成肉なんて料理は浜松になかったよなあ、と思ったりした。

仕事は何をしているか、趣味はなんだ、マイカーを買おうか悩んでるんだけどどう思うか、話をいろいろ振っていたら次第に考えるのが面倒になって、帰りたくなる。今日が過ぎたら生涯二度と会わないような気がしていた。縁だ縁だと言うけれど、それって自ら作り出せるものではないですか。必死ですか。かっこわるいですか。

家に行った。久しぶりにモザイクが掛かっていない男性器。

あるのは知っているけれど、覚悟をせずに目の当たりにすると驚いてしまう「ああ、そうだ、これじゃん」感があった。これって渋谷の明日の神話の前通ったときに似てる。

エロさとかムードとか、当然愛もなにもない。今日の日はしゃぶらないと終わらないよなあって、それだけ。早く出しておくれ、最近ペットボトルで口輪筋を鍛えてるから前より気持ちいい感じにできてるかも、早く出しておくれ、早く出して……。帰り際に彼が「君は奉仕精神があるね」と言ったとき、私はひんしになった。

肩に手をかけたら彼の襟足が汗でびっしょり濡れていて、高校生のころを思い出す。何も変わっていなくて、明日からも何も変わらなくて、悔しくて、腹がたって、虚しくて、楽しくて、ちょっと嬉しくて。

車で帰る時、ガソリンの残量がEmptyであることに気づいて、免許を取ってはじめてガソリンスタンドに寄る。給油口を開けるレバーをスタンドのおじさんとふたりで探しているとき、今日は家族みんなで鉄腕ダッシュを見なかった特別な夜だと考えた。

しばらくして、婚活アプリは辞めてしまった。他にもやりとりしている人がいたけど、お別れもせずに退会した。

失礼だけど、別にいいかって。

縁があれば、また会える。だから、別にいい。

今週のおすすめ

LUSH
カップ オブ ブラック

免許取得のお祝いにもらったやつ。アラサーずぼら女のざらざら肌がすべすべになります。なくなったら今度は自分で買いたいけど、LUSHってどこにあんのよ。